海がある「空き屋」を一棟貸しの宿泊施設にリノベーション
大自然と街のほどよい距離感を楽しむ
ジオパークに認定された島根半島の島根町に位置する「海ノ離レ」は、JR松江駅から車で約40分、出雲大社から約1時間。人で賑わう市街地や観光地から離れ、海の大パノラマと自然の中で、ゆったりとした時間の流れを味わえるだけでなく、主要な観光地へも１時間程度でアクセスできるロケーション。
再構築のストーリー
ここのエリアは元々母親の生まれ故郷でもあり、母親の実家も近くにあります。
ここの売主もどうせだったらこのエリアの出身者がいいと思われていて、というのもあり、
実際に物件を見て、木は朽ちてて建屋としてはかなりの補修をしないといけない物件。このまま更地にして何かを建てるか・・・。
賃貸するにも、売買するにも、かなりの投資が必要でした。
ここもまた大喜利のお題を出された感覚で、「さて坂田くん、この今にも朽ち果てようとしている物件をどうする？」と。
寂れた漁村。でも目の前には海が広がりプライベートビーチ状態。
ここを宿として使うのはどうだろうか・・・。
その場合、どんな人がこの場所をいいと感じてくれ、どんな室内空間だったら嬉しいと感じてくださるか・・・。
そこからペルソナ作成を繰り返し、この海ノ離レを指名してきてくださるには何が必要か。逆に何を削ぎ落とそうか。
多くのお客様が来なくてもいいので、決して安くはない価格設定をアリだと感じてくださるお客様のみに来ていただきたい。
そんな思いで「海ノ離レ」を作りました。
今尚、発展中で進化中。それもまた海ノ離レの魅力の一つでもあります。
